神楽特集コーナーが充実の素敵なサイト「Soul Inspiration!」様提供の
「神楽好きに50の質問」にお答えさせていただいてみました。
「Soul Inspiration!」管理人のtakatch様、素敵な企画をありがとうございますm(_ _)m
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（答えた日：2009.5.21） …すみません神楽レポの内容とかぶる部分が多分にあります… 1.HN(ハンドルネーム)とサイト(ある方のみ)答えてください｡ たまお たまゆらゆらら http://tamayurayurara.yaekumo.com/ 2.誕生日・星座を 水瓶座 3.血液型 Ａ 4.性別･職業 女・事務職 5.神楽が好きになったきっかけは 田舎の大分の神楽を観て 6.現在どこにお住まいですか 関西 7.そこにはいくつ神楽座がありますか まだ調べている途中ですが……大分のような神楽座はなさそう…？ 8.自分の故郷に神楽はありましたか 母方の田舎の庄内神楽 9.好きな神楽座なんてありますか まだほんの一部の神楽座しか観たことがないですが、 中でも大分県佐伯市の重岡岩戸神楽保存会さんの神逐が好きです。 10.自分の神楽の理想像は 観ていて楽しくて、かっこよくて、自分も踊りだしたくなるような神楽 11.神楽のここが好き 予備知識ゼロ・難しいこと考えなくても楽しめて、もちろんストーリーや詳しい背景を知るとよりいっそうおもしろさ倍増！ 堅苦しさや高尚さはなくて、誰でも楽しめ、親しみやすいところ 能や舞楽など日本の伝統舞踊特有の、幽玄なスローテンポな舞とは違い、扇や剣や弓矢をふりかざし、キレのある動きで舞台狭しと舞い踊る、生身の人間の躍動感が感じられるのがまたいいです。 あと、みなさんプロじゃなくて（…いやあの、技の巧拙の話ではなくて、それだけで収入を得ているかどうかという意味でのプロということです）、普段は普通の仕事をしたり学校に通いながら、夜や休日に練習して、特別な日に神楽を舞う…っていう、いい意味での素人くささというか、草の根の感じというか…なんか…こう…いいです！ 12.神楽のここが嫌い･･･ 観られる地域・時期が極端に限られているところ…！ 遠方に住む身では、行きたくても、なかなか観に行けなくて悲しいです…。公演情報・神楽座情報など、ネットなどで情報網を広げてもらえたり、余裕を持った日程で観に行けるように連休の中日などに公演していただけると、遠方からも、もっとだいぶ行きやすくなるんじゃないかな。 あと、非常に強く感じることなのですが…神楽って、こんなに魅力的なのに、何故か全国的に認知度が低すぎる…？ 余計なお世話かもですが、これはかなりもったいないです…！ なんでだろう…地元の人間だけの楽しみ…よそさまにお見せする程のもんでは…っていう謙遜があるからなのかな…？ 旅行ガイドブック等を見てみても、神楽が盛んな大分・広島・島根のガイドブックに、神楽のことが全く載ってなくて驚愕でした（かろうじて宮崎の高千穂の夜神楽は載っていましたが…） 何故？ かなり観光的に見どころだと思うのに…。単に通年観れるものじゃないからっていうだけの理由なのかな…いや、それにしても、もっとＰＲしていいと思うんだけど… 例えばもし東京や大阪の街中で神楽のストリートライブとかゲリラ公演とかやってみたら、きっと道行く人みな足を止めて、見入ってくれるんじゃないかな…と思うのは私のかいかぶりすぎかな？ それほどのインパクトを神楽は持っていると思うんだけどな。 …あ、でも、自分のところの文化に対する誇りが強い地域では、他地域の文化を受け入れがたい…というか、自分のところの文化で間に合ってますというか、わざわざ他文化を取り込む必要はない…というか、そういうことも考えられるし、なかなかそううまくはいかないかもなぁ…とは思いますが…。歴史と文化ある古都を有する関西で、出雲系神楽が（たぶん）全然ないのは、そういった理由もあるのかな…とも思ったり思わなかったり。いや、単に、その昔、娯楽的な神楽は神ヘの冒涜として、神主が舞うことを全国的に禁じられた…という話もどこかで聞いたので、そういった歴史もまだ今につながっているだけなのかもしれませんが…。 まぁでも、東京大阪の中心街のような、文化や歴史の薄まってしまった無機質な大都市では、アリなんじゃないかなと思ったり。例えば、大阪で12月に「OSAKA光のルネッサンス」っていうイルミネーションイベントを毎年やっているんですが、そういう大都市の大きなイベントで、大分県観光ＰＲブースとして参加してみるとかどうでしょう…？ 去年、そのイベントで鳥取県の観光ＰＲブースがあったんですが、それがすごくよくって…！ 鳥取砂丘で今年4月18日〜5月31日に開催されている「世界砂像フェスティバル」っていう、巨大な砂の像がたくさん立ち並ぶイベント（さっぽろ雪祭りの砂バージョンみたいな？）や、鳥取の観光ＰＲのために、実際にOSAKA光のルネッサンスのイベント会場に巨大な砂像を作り上げたり、特産品を屋台で販売したり、観光マップやイベント案内のリーフレットを配ったり…。 巨大な砂像のインパクトはすごかったです！ 屋台ではあったかいかに汁や、20世紀梨チューハイ、水木しげるグッズなど販売してて…。かに汁、かに足かに味噌いっぱい入ってて、安くて（一杯￥200くらいだったかな？）おいしかった！ 鳥取に行きたくなりました。 大分も（島根広島も）、そんな風に、大都市のお祭り・イベントに観光ＰＲ参加して、アピールしてみてはどうかな…？ 神楽を披露したり、特産品を販売したり、観光案内リーフレットを配布したり…（もちろん神楽イベントの詳細も記載してね） …って、すみません、また言うだけなら簡単っていう話ですよね…。かなりの予算やら何やら、いろいろ実現するには大変でしょうけども…。そして、それに見合う効果が期待できなければ意味がないでしょうけども…（鳥取の場合、たぶんかなり予算をかけた砂像フェスティバルという一大イベントに、たくさんの人を呼ばなければ…という目的と、フェスティバルにたくさん人が来れば、予算が回収できるという目論みとがあってのことでしょうし） 来年の由布市全国神楽大会のＰＲにするとか…？ 13.三度の飯より神楽がすき 好きです！ 14.たとえ日帰りが無理でも神楽が見たい 観たいです…しかし物理的に無理です…仕事が…（がっくり） 15.時間はいつでも良い方だ 仕事や予定と折り合いさえつけば、本当は夜中までの公演だって最後まで観たい…！（涙） 16.トイレに行く間も惜しんで見るほうだ で、できるかぎりは… 17.カメラか何かに収めておきますか デジカメに写真・動画を撮って、後にレポやお絵かきの参考にしています。しかし、せっかく観に行ったらやはり肉眼優先！ というわけで、手ブレ・ピンぼけだらけに…（もっと写真うまくなりたい…） 18.今まで連続最高何時間神楽をみましたか 第一回由布市全国神楽大会で7時間。次の日仕事さえなければ全14時間観たかったな… 19.好きな演目はなんですか 神逐、太平楽、八雲払い……いっぱいありすぎて書ききれません…全部好き！ 20.好きなお囃子はなんですか 全部好きです。一見単純そうに見えて、演目によっていろんなバリエーションがあっていいですよね。そして4楽器、どれを抜いてもあの神楽囃子は成り立たないですよね…たった4楽器で完全なるコンビネーション！ 石見神楽の歌つきのお囃子も素敵…！ 21.今のお囃子に満足ですか 特に不満は思いあたらないです。庄内神楽の雲取神楽座さんは、ジャズとコラボレーションした斬新なジャズ神楽にも挑戦されていると聞きましたが（私は残念ながらまだ未見ですが…）、オーケストラとかロックとか、いろんな音楽とのコラボもおもしろそうですね。思いもよらぬ相乗効果があるかも？ 22.理由は 上記の通りです。 23.もしお囃子がなかったらどうでしょう 無理です…！ 考えられません！ 24.どんな舞を求めてますか セリフがなく、常に動作で全てを表現している分、一つ一つの動作の重みが違いますね…。ためるところはためたり、機敏なところは機敏に動く柔軟性、瞬発力、表現力、緩急や情感たっぷりに、コミカルさやりりしさ、美しさやかわいさを表現する舞い手さんには本当にみとれてしまいます…！ 25.舞い方に求める事･言いたいことは 神楽としての舞いの型を極めるのはもちろん、一人一人の舞い手さんに個性があって、それがとても魅力的だと思います。もう、本当、舞い手さんみなさん尊敬してます。あんな複雑な舞をかっこよく自分のものにするのは、相当な努力と神楽ヘの情熱がなければできないと思います。仕事や学業との両立、衣装や公演などの資金、後継者育成などなど、ただ観ているだけの私達にははかりしれない苦労があると思いますが、心から応援してます…！ 26.ところであなたは楽員ですか いいえ 27.入っていたらなんと言う神楽座ですか 28.流派かなにかありますか 29.自慢は 30.担当は何ですか 31.入っていない方!!入りたいですか 入りたいです！ 32.ご希望の役は 現実的なところで、雑用係・ホームページ作成…ってとこですか…。非現実的なところで、神逐の八百万の神を演じて、スサノオにおしりぺしぺしされたいです（←されたいの!?） …すみません、夢見すぎました（笑） 33.頂いた御華はどう利用したいですか 御華…というと…無知ですみません…おひねりですか？ 神楽座運営費用に… 34.好きな神様は スサノオ、神逐の八百万神、櫛稲田姫……みんな好きです！ 35.岩戸を開ける手力雄命の心境はどうだったと思いますか 岩戸開き、残念ながら未見なのです… 36.疲れてないですか ついつい長文ばかり打ってしまってちょっと疲れました…ていうか読む方が大変ですね、すみません 37.須佐之男命は櫛稲田姫を大事にしてるとおもいますか 命がけで大蛇から守り、守られ…きっとお互いを想い合ういい夫婦になったことでしょう。大蛇退治の演目は、高校生くらいの時、田舎の庄内の夏祭りで観て神楽好きになった思い出深い演目です。櫛稲田姫を助けるために懸命に戦うスサノオ…ロマンティックでドキドキしました！ 38.天照大神は実は暗所&狭所恐怖症だったら驚きますか !!（爆笑） 怖いの我慢して閉じこもるアマテラス…かわいい！ 40.猿田彦はなぜあんなに鼻が高いのでしょうか あれは鼻と見せかけて実は角で…。…嘘ですすみません、わかりません（笑） 41.欲しい神楽グッズはありますか。もしくは作って欲しいものはありますか 神楽写真集とか…。神楽に関する書籍って少ないですよね…もっと出してほしい！ あと、神楽の写真とかイラスト・デザインなどをあしらったいろんなグッズとか（ハンカチタオルとかＴシャツとかお土産菓子とか…？）…あ、ミニ神楽面携帯ストラップとかどうだろう。…ちっちゃい子が見たら泣きそうな気もしますが…（笑） 庄内神楽マスコット（？）命ちゃんストラップもあったらほしいな。そして由布市全国神楽大会のDVDが楽しみです。早く出ないかな。あ、そうそう、ちなみに庄内神楽カレンダーを現在愛用しているのですが、庄内神楽定期公演日と神楽祭の日がちゃんと記載されててかゆいところに手が届く仕様で素晴らしいです（笑） 42.神楽がもし禁止されてしまったらどうしますか そうならないように努力します！（神楽の価値を訴えていったり） …が、禁止されてもきっと抜け穴抜け穴を通ってなんとか残っていくのではないかと（過去にも明治維新の時に神主が神楽を舞うことを禁止されたら、農民達が受け継いだり…ということがあって今に繋がっているという話を読んだことが） 43.神楽が世界遺産!?に登録されたら 喜ばしいです！ でも有名になっても今の神楽のよさを失わないでほしいです…！ 44.神楽を別の言い方ですると うっ……む、難しい…！ 古代英雄烈伝神々乱れ舞い……すみませんなんかすごいしょぼくなりました… 45.人が神になる瞬間=神楽と思いますか 神を演じるのは人…個人的には、神を感じるというより、人間賛歌…人ってすばらしいなあと思う気持ちが強かったです。登場する神々が、あまりにも人間味あふれ、人間くさいからでしょうか…（笑） そんなところがいとおしくて、にんげんっていいなぁと思いました。人が神に近づくというより、神を人に近づけるというか…？ 46.神楽を世に広めていくのにはどうすればいいのでしょうか とにかくもっと多くの人に、実際に観て、感じていただくことだと思います。そのために、神楽を知らない人々に対してもっとＰＲしたり、情報網や公演を充実させ、遠方からも観に行きやすいようにちょっと工夫していけば、もっともっと神楽の魅力が広まっていくと思います。あ、そうそう、神楽会場はけっこう交通の便が悪いところも多いですし、祭りの日だけシャトルバスを出したりしていただけるとすごく行きやすくなると思います。 あ、あと、由布市全国神楽大会みたいな大きな大会を初開催するなら、来場者アンケートとかあるかなと思ったのですが、なかったので、せっかくの機会なのにちょっともったいないなと思いました。アンケートを取ったらけっこういろんないい意見が集まったんじゃないでしょうか。…と、えらそうなことばっか言ってますが、私も、一人では全然無力ですが、微力ながらちょっとでも神楽が世に広まる一助になれたらなぁ…できるところからがんばろう！ 47.神楽人口はどの位だと思いますか うーん…今はまだかなり少なそうな……日本の人口の5％くらい…？ …って、5％っていうと20人に1人だから、違うか…もっと少ないかな……。せめて30％くらいにはしていきたいですね…！（無理？） 48.神楽を残していくためにはどうすればいいと思いますか 神楽が好きで守っていきたいと尽力されていらっしゃる今の担い手の方々の努力だけでは大変になっていくかもしれないですよね…。地方の過疎化や、いろいろな問題を考えると…。やはりもっと神楽を世に広め、みんなで価値を認め、守っていきたいと思うようにならないと…？ あ、いや、でも、あまり有名になりすぎても逆に今まで守ってきたものが壊されたりする場合もあるのかな…？ 観光客が増えすぎて環境破壊…とか？ でも由布市で全国神楽大会が開かれたのもきっと、神楽を全国的に広めたい、全国の神楽の交流と連帯を深めていきたいという願いのあらわれですよね。神楽の未来がいい方向へ向かって行くことを願います…！ 49.神楽は将来重要な文化となるでしょうか なってほしいです。いや、私や、神楽ファンのみなさまにとってはもうすでにこの上なく重要な文化ですよね。 50.最後に、あなたにとって神楽とはなんですか 元気をくれる、かけがえのないお祭りです！ …ここまで読んでいただいてありがとうございました！ |