岩屋神楽講












■活動拠点 /福岡県豊前市岩屋地区


 

道神楽(大分県中津市小祝)



■沿革


 明治・大正の頃、岩屋地区では山内神楽講が神楽を奉納していました。 岩屋地区には囃子は伝承されていましたが、 神楽を奉納する主役はいませんでした。 そこで昭和三年に岩屋神楽講が発足しました。 舞は山内神楽講を元に つくられたそうです。 また、岩屋神楽講は発足後、積極的にほかの神楽講との交流を行いました。 そこで教授された掛手草・美々久など 市内の他の神楽講にはない演目があります。


■現在の活動


 毎年、春と秋の祭りの時期になると各地で神楽を奉納します。夜中まで続くところやお菓子を撒いたりと、 各地域でそれぞれ違った神楽を奉納しています。 また、豊前市やそれ以外でもイベントに参加することもあります。


 参考文献:「岩屋神楽講ホームページ」 http://iwayakagurakou.web.fc2.com/


■特徴・個人的おすすめポイント


 道神楽では、神楽殿などの舞台ではなく、読んで字の通り、道端で神楽が繰り広げられます。神楽講のみなさんや、 神楽を観に来た観客のみなさんが、ぞろぞろ奉納スポットまで歩いて移動して、ごくごく普通の路地裏に、 よいしょっと、お囃子やお神輿をセットし、神楽を始めちゃう、なんだかちょっとユルい感覚がたまりません(笑)  ちょっとしたピクニックのような?

 奉納スポットは、普段誰もが普通に生活している、生活感あふれる路地。そんな、ごく日常の空間に、 衣装をつけた鬼や神々がいきなり登場し、神楽を繰り広げる…日常に突然非日常が紛れ込んでくる不思議な感じに、 わくわくします。かっこよく戦闘を繰り広げたり、子供と追いかけっこしたり、赤ちゃんを抱っこしてみたり… 観客を巻き込んで繰り広げられる、地元に根付いた神楽の楽しさがたまりません。


 


(最終更新日:2011.4.9)