「八雲払い」 やくもばらい (横堀岩戸神楽保存会・熊本県阿蘇市) 高天原から追っ払われたスサノオの英雄伝、今ここに始まる…! 出雲のひの川に降り立った素戔鳴命(すさのおのみこと)。 八岐大蛇(やまたのおろち)に脅える足名椎(あしなづち)・ 手名椎(てなづち)・櫛稲田姫(くしいなだひめ)の親子に出会います。 この辺りの神楽では最も人気でよく演じられるポピュラーなエピソードではないかな。 「娘が大蛇に食べられてしまうので泣いているのです…」 「ふーん。よし! 俺がやっつけてやるから、娘をくれ!」 「ええっ!? …どうするどうする?」(オロオロそわそわ) (注:またまたセリフは私の心の中の声です) 翻弄される悲劇のヒロイン、櫛稲田姫。大蛇に食べられるか、いきなり現れた得体の知れない荒くれ男のものになってしまうのか…!? 究極の選択!!(どっちもいやだとおもう) しぶしぶ承知する櫛稲田姫……って…… 妹のアテレコにより、薄幸の美少女が一気に大阪のおばちゃんイメージに格下げ…!(涙) スサノオの前で舞いを舞い、そして最後にその胸中にしなだれる櫛稲田姫。 重箱のすみ話ですが、女らしくかわいらしいしぐさの櫛稲田姫、萌え…! かわいい…! …しかし、着物の袖からちらりとのぞく両手は豪腕…(失礼) すごいなー、男の人が、こんなしとやかで可憐な乙女を演じるんだから…! さぁ、さっそく大蛇退治の準備準備! さっそく姑&舅をあごで使うスサノオ(おまえ…!) だって俺様、神様だもん♪ 俺様っぷり健在。ちょっとは大人になったかと思いきや… 大蛇登場! スサノオと姑&舅が用意したお酒で酔っ払ってるぞ! 今だ、行け! スサノオ!! 緊迫のバトルの末、ついに大蛇、破れたり…! 庄内町出身のうちの母いちおしの、「雲取神楽座」さんとか、全国高校文化祭で最優秀賞をとった「由布高校郷土芸能部」とか、庄内神楽はもちろん、普段なかなか観れない他県から招かれた神楽座のみなさんも…! あとは妹にデジカメを託して、私は泣く泣く退場…orz というわけで、次のページからは、妹が撮ってきた写真&妹から聞いた話と、今回のレポのまとめといってみましょう…! まだ続きます 次のページへ |