神楽の共演(長浜神楽・宇目神楽) レポ






続いては、長浜神楽の「国司」!


わ〜! 国司、観たかったんだ〜! 生で観るのは初めて!

雲取神楽社さんの公演ビデオで観て、かっこよさと笑いの両方取り、いいとこ取り、

神楽の楽しさがいっぱいつまった宝石箱のような内容に魅了されて…!





出雲の統治者、大国主達が登場。

大国主の、笑顔ふりまく愛嬌あるかわいい舞、そして

荒神の力強く剣を突き出す豪快な舞がかっこいい…!





宇目神楽さんがのびのびはつらつとした若さあふれるかっこよさなら、

長浜神楽さんはドスのきいた、いぶし銀のかっこよさ…! 渋いです!





鎮座する大国主達の前に現れたのは…





高天原からの使い、武甕槌(たけみかづち)・経津主(ふつぬし)! かっこいい!

国司の男前担当の二人。葦原中つ国を高天原に譲るよう迫るために降りて来たのです。





幣と鈴を手に、颯爽と軽やかで勇ましい舞のコンビネーション。メリハリのきいた舞の動作、

飛んだり跳ねたり小気味良いステップでしゃがんだり頭をゆさぶったり…かっこいい!





はるばるやって来た二人をねぎらうかのような大国主。

と、そんな緊張感あふれる厳かな場に、空気を読まないアイツがやってきた…!!





かわいいアイツ、天鳥船命(あめのとりふねのみこと)、通称チャリ


武甕槌・経津主について高天原から一緒にやってきた鳥船。国譲りを迫られた大国主が、

息子に聞いてくれと言うので、魚釣りに出かけた大国主の息子、事代主を探しにいくのです。





コミカルなしぐさで愛嬌たっぷり! 見た目はアレだけど、か、かわいい…!!





おどけた道化役だけど、見た目によらず身体能力抜群! かわいいだけじゃなくて、

体をめいっぱい使った迫力の舞がかっこいい! そのギャップにクラクラしちゃう!(笑)





客席を見渡して…何か、また、よからぬことをたくらんでる…!?





ふーやれやれ。ひとしきり舞って、額の汗をふきふき。





ひと時もじっとしてない鳥船。と、客席を見渡して…





ばあ〜〜〜〜! ターゲットの子供を発見したようです。





鳥船、子供が大好き。遠慮なんて概念なし、嫌がる子供にもガンガン絡んでいくよ!





さあさあさあ! 親御さんも嫌がる子供を笑顔でさし出し…





はい、チーズ! 子供さん、泣いてます(笑) でも、大丈夫、これで強い子に育つよ!


何だろう…鳥船は、西洋で言うところのピエロみたいなもんかな? 楽しい道化役なんだけど、

子供からすると何となく怖くもあって…ホラー映画なんかでピエロが襲ってきたりするとめっちゃ

怖いですよね…! まぁ、大人の私から見たら、ピエロは怖いけど鳥船は全く怖くないですが…

あの、表情を変えずいきなりガッとつかまえに跳びかかってくる感じが子供には怖い?(笑)





そうこうしてたら、今度は客席に乱入! 女の子に絡んでいったかと思うと…!?





ええ〜〜!? 女の子の毛布を奪って、お客さん気分で舞台に向かってちょこんと

座る鳥船。やんややんやと、舞台に拍手を送ったり…ちょ、何やってんの!!(爆笑)





油断もスキもありゃしない鳥船、会場をかき乱すだけかき乱し沸かせた後、

使命を受けて、事代主を探しに行きます。その頃、事代主はどうしていたかというと…?



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