続いての演目は…えーと、これなんだろ…まず荒神が舞い…それからすみっこに座り… 続いて登場した神官(?)と武者が舞い…… この構図は…「二草」? あ、いや、天児屋根命のようなお方が出てきた…… あ! そっか! 「日割」か!! 火・水・木・金の四柱の神の力強く勇ましい舞がかっこいい! そういえば、今まで日割は変わりバージョン(ミステリアスライブと、全国高校総合文化祭の 15分に超短縮バージョン)しか観たことなかったから…これが正当な日割の始まり方なのね! 天児屋根命が四柱の兄弟神に四季と四方を分け与えているところに、末っ子・埴安の神乱入 天児屋根命が一人一人に授ける度に、埴安の神は「俺は? 俺は?」って感じで のぞき込み…あらら、邪魔だとばかりに兄に突き飛ばされてしまいます。 埴安の神、怒った!! 手にした鞭(竹)をバシバシと激しく地面に 叩きつけ、激しく頭をぶん回し、怒りにわなわなと震えます…!! 兄達には春夏秋冬と東西南北を与え、自分には何もくれないのか!? 榊を奪ったり 弓矢を奪ったり そしてその弓矢をへし折ったり…ところ構わず暴れまわる埴安に…天児屋根命が怒った!! 天児屋根命に首根っこつかまれて突き飛ばされ、追放され、さっきまで 暴れ放題だった埴安も、しおしおと…まるでしかられた子犬のような雰囲気に… 天児屋根命は、「ちゃんと公平に分け与えるから、落ち着きなさい」と(たぶん) 埴安の神をさとします。見事なアメとムチですね。もう一度はじめからやり直しです。 そして、天児屋根命は、埴安の四柱の兄達に四季と四方を与え終わり…あれ? 埴安の神に、メラメラ ふつふつと怒りがわいてきます…だましたな!! うまいこと言って、やっぱり俺には何もくれないんじゃないか!! 兄達に四季と四方を与えてしまったら、あと、俺にくれるものは何が残ってるっていうんだ!! 天児屋根命が答えて曰く、埴安の神には、中央の方位と、四季より土用の72日を分け与える―― 見事なお裁きです! ははー! 五神がひれ伏す中、天児屋根命、退場です。 今度はそろって舞う五神! 円満に解決してよかったね…! ジェスチャーとか細かい演出とかで、ストーリーがわかりやすく伝わってきておもしろい! 埴安の神の やきもき一喜一憂っぷりとかかわいかった…! 激しく暴れるシーンでは怖いくらいの迫力があるのに、 天児屋根命や兄達からぞんざいに扱われたり、実はいじられキャラなところもおかしくて…わがままでやんちゃだけど、 素直でわかりやすい愛すべきキャラです(笑) 次のページへ |