重岡岩戸神楽 直川奉納 レポ






続いては、柴引! 天児屋根命が天香具山の真榊を引っこ抜きます!





と… 暗くなってきて丸見えの控室が目に入ると…… ん!?

控室の中で、出番でない舞い手さんも、お囃子に合わせて舞ってる!

なるほど…みなさん、こうやって練習して舞を覚えていくんですね…!





舞台の上で、堂々と舞う荒神… と、急にお囃子が止まった!

えっ、なになに…? とまどいつつ成り行きを見守ってると…楽員さんによるアナウンスが。


「えー、今、ストップがかかりました。荒神はもっとしっかり足を踏みつけて、大太鼓は もっと気合いを入れて叩くように、とのご指示をいただきました」 ダ、ダメ出し―――!!?  笑いに包まれる会場、あちゃ〜って感じで、ちょっと頭を抱えて、仕切りなおす荒神とお囃子のみなさん。

噂に聞いてましたが、重岡岩戸神楽さんの、地元での奉納では、舞の途中でストップが かかるんですよね。良かった時は「今のところもう一回見たい、やり直し!」と、アンコール、 いまいちだった時は「今あんまり良くなかったからもう一度、やり直し!」と、良くても 悪くてもストップが(笑) こういう地元の厳しくも暖かい目によって、ほどよい緊張感とともに、 神楽が育てられているんですね。






子どもが少なく大の大人ばかりで、否応なしに引き合いも激しく!





舞台の上に下に、混戦乱闘!





そして厳しくも暖かいお囃子のベテラン勢に、ああしろこうしろと

ちょくちょく命令やダメ出しされる様がほほえましい、ルーキー荒神くんなのでした。





続いては…やった! 綱武だ!

予定にはなかったリクエスト演目みたい。リクエストしてくれた人ありがとう!





布を手に、仲良く登場する八百万の神々と、ちゃっかりまぎれこんでるスサノオ





高天原の機屋で暴れるスサノオを、八百万の神々が取り押さえる…という話ですが…





最初から最後までふざけっぱなしの神々のやりとりが楽しい演目で大好き!





かっこよく舞うスサノオ! に、対して、「ちっちっちっ、わかってないなスサノオ君…この私が

本物の舞というものを見せてあげよう…!!」 って感じで、気取ってしゃしゃり出る赤い面のヒゲ神

(またカメラのバッテリ―がなくなってきて、肝心なとこ撮り逃したり、ブレブレですみません…)







すっ、すごっっ!! 本当にすごい、この人の舞、超人的!! めまぐるしくくるくるとよく舞う

その途中でピタっとポーズ決めちゃったり…もうもう愛嬌たっぷり、か、かわいいぃぃ!(笑)


「赤い面の人の舞がもう一回観たい」とリクエストストップもかかって、調子に乗って舞うと…

お約束、スサノオに後ろから蹴り落とされ、舞台下の闇に消えるヒゲ神でした(合掌)





スサノオを取り囲む神々…捕り物開始!!





そ〜〜〜〜〜〜れいっ!!



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