続いては、御嶽神楽さんによる、「綱伐」です 通好みの演目という印象の綱伐。観れば観るほど奥の深い、この演目… その由来には諸説ありますが、共通するのは、綱を伐ることによって災厄を斬り沈めるということ しなやかな身のこなし…一瞬一瞬が本当に美しい…! 静と動… じわじわ…と、ためるところと… 一気に弾けるところ、そのどちらもかっこいい! 神楽の舞い手さんの美しさは姿勢の美しさが基本 この体のバネ! すごい! 極限までとぎすまされた身体能力… まさに舞うために生まれてきたかのような…すごい! 圧倒されます! 四方に向かって跳躍、そしてついに刀を抜く! 刀を振りかざし、舞はさらに激しく… クライマックスへ向けて、高まる緊張感…! 何回か素振りの末…ついにざっくり!! 綱を伐るのは、まさに一瞬の妙技、目にもとまらぬ速さです! 観客のおじさんが舞台から綱を奪取! この綱を持ち帰ると、縁起がいいのです 刀の鞘を振り上げて、舞台に散った綱の塵が舞い上がる様がかっこよかった〜 最後まで途切れぬ集中…よどみのない舞の美しさ! 御嶽神楽さんの綱伐はいつも、どうしたらあんな極限の舞を、何度舞っても よどみなく完璧に舞うことができるのかと、ただただ見とれるばかり…本当かっこいい! |