真夏の奉納神楽 レポ






続いては、庄内原(しょうないばる)神楽座のみなさんによる「鹿児弓」


 


天照大神が閉じこもった天の岩戸が開かれ、

世の中に光が戻ったことを祝い、八百万の神々が弓矢を手に舞う神楽です。





年齢も様々な舞い手のみなさんが、きびきびと心地よいキレで舞います





年齢差、たぶん40くらいありそうだけど、それを感じさせないのがすごい


 


若い舞い手さんのしなやかな舞い、熟練の舞い手さんの渋い重厚感ある舞い、どちらも魅力!





ひらりと飛びはね、しゃがんで音を鳴らすかのように弓に矢を当てたり、





軽快なテンポで、次々変化していく舞!





一つ一つの所作を丁寧に、気合を込めて…かっこよかった!





今回、たまたま近くの席に、威勢のいい掛け声をかけたり、ツッコミ入れたり、いい感じの 観客集団がいらっしゃって(上の写真とは無関係です)、祭気分を盛り上げてて、めっちゃよかった!  出演してないけど、庄内神楽のベテラン勢の方々かな?

観衆の温度とか姿勢って、すっごい大事! 歓声とかどよめきとか、そういうものがあると、ぐっと舞台の 上と下とが近くなるような感じで、ちょっとしたことのようだけど、すっごい楽しさ倍増で! 声援を受けて 、舞い手さんもさらに舞に力を込め、さらに声援が沸き会場あげて盛り上がるこの一体感! 最高です!!






続いては、庄内神楽有志会による「日割」です

庄内神楽独特で、見どころも多く人気の高い、この演目


 


まず最初に登場するのは、5人兄弟の末っ子、埴安の神

これまた観ていて神楽友達に教えてもらったのですが、登場神が、舞いながら 祭壇に向かって3回お辞儀を繰り返す、それを三拝っていうんだそうです。なるほど…なんとなく 観ていると意識せず見逃しちゃうけど、神楽の所作一つ一つにはやはり、深い意味が込められて いるんですね…すごい興味深いです!


(あ、口頭で聞いた話なので、聞き間違いがあったらすみません…)





荒々しく、兄弟の中でもやっかいもの扱いといった感じの埴安の神


 


そこに、次々登場する、兄達…





そして、白い面の天の児屋根命


 


荘厳に、うやうやしい足取りで一人、また一人、舞台に


 


そして繰り広げられる華麗な舞い!





庄内神楽の舞の、この、美しいくるくるターンが好き!


 


フィギュアスケートみたいに、どうしてあんな綺麗に回れるんだろう…!





武装した天の児屋根、兄達に鞭を向ける埴安。不穏な空気…



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