真夏の奉納神楽 レポ






天の児屋根命と兄たちに反抗し、暴れまわる埴安!!


 


天の児屋根命の両脇に控える二神の持つ榊を引っ張り、ぶんぶん頭を振ります!





そして、兄二神のつがえた矢をつかみ…


 


奪い取ってしまう埴安


 


だだをこね、暴れまわる埴安に、ついに、天の児屋根命が怒った!!





首根っこつかんで、勢いよく舞台の外へ放り出す!!


 


しくしく嘆く埴安…ちょっとかわいそう?





気を取り直して、舞台に向かう埴安、容赦しない天の児屋根命たち





まだまだ暴れまわる、懲りない埴安


 


なぜ埴安はこんなに怒っているのでしょう?





天の児屋根命が、兄達に四季と四方を分け与え、

自分には何も与えられないのを、埴安は怒っているのです





兄達にそれぞれ四季と四方を分け与えるのを見て、指折り数えてみて…





やっぱり、俺には何もよこさない気だな! くそ――!!

待て待て、人の話は最後までちゃんと聞きなさい





聡明な天の児屋根命、埴安には四季のうち土用の日と中央を分け与えます





一件落着! 去りゆく天の児屋根命達に、深々と頭を下げる埴安


 


五兄弟そろって、仲直りの舞!





5者5様にはじける舞!





勇ましく、きらびやかに、かっこいい!


 


激しく勇壮な補者の舞、大好き!


 


退場に向けて、最後の力振り絞って、最高テンションで激しく舞い踊る!!





観ていて、ふと、「庄内神楽には有志会があるんですね。いいなぁ、団体(神楽座)の枠を超えて 協力し合えるって…」と、神楽友達。「庄内神楽は、舞の所作とかに、団体(神楽座)ごとの違いが あまりないからかな? 御嶽流神楽とかだと、同じ流派でも団体ごとに、かなり違うけど…」と、私。

「そうですね、お囃子も、聞いてたら一緒みたいだし…」と、神楽友達。なるほど…御嶽流の神楽では、 お囃子も団体ごとに結構違いがあるもんね。庄内神楽は、庄内町に固まってるけど、御嶽流神楽はもっと 広い範囲に伝わっているから、いろいろと違いも大きいのかな? 神楽友達のこの彼は、庄内神楽は今まで あまり観る機会がなくて、子どもの頃からずっと御嶽流神楽の方に親しんで育ってきた人なので、 話してたらいろいろと新鮮な発見が…。






続いては、源流はさま太鼓の元気のいい太鼓!





そして、なんと、ナレーターの生野文治さんが登場!

今回、演目の合間に、すごい渋くていい声でナレーションが入ってて…この声、庄内神楽のビデオとか、 こないだの京都公演でテープで流してたナレーションでも聞いた覚えがあって(聞き間違いだったら すみません…)、今回もテープか何か流しているのかなと思っていたら…ご本人がいらしてたとは!?  しかも、有名なプロの方だったの!? ためしてガッテンのナレーションなどで活躍していらっしゃる方で、 なんと庄内町出身だそうで、びっくり! そういえば、庄内町に多い苗字ですよね、生野さんって。




続きはまた後ほど…