去年は、重岡さんの秋の奉納を観に行こうとしてたら、季節はずれの台風に見舞われ中止になってしまったため、 今回、やっとこさ一年ぶりに観に行くことができた私…というわけで、うっかりしてたら1年くらい観る機会を なくしてしまうおそれがあるという、ある意味レアな重岡さんです(笑) 「やっと観れる!!」と、 意気込み充分で、いざ直川へ!! 3月12日に運転開始したばかりの、新幹線みずほに乗れて、ちょっとラッキー♪ そして神楽友達と合流して、会場へ! 雨のため、会場が屋外から公民館内に変更に。 最初の五方礼始には間に合わなかったけど、2つめの演目、五穀舞がちょうど始まったところ! 登場するのはスサノオor月読と、オオゲツヒメor保食神(古事記と日本書紀で登場人物が違う) お腹を空かせた月読(たしか重岡さんでは月読と保食神)は、 食べ物の神様・保食神にごちそうしてもらうのですが… 保食神が、口や尻などから食べ物を出すのを目撃した月読は、 激怒して保食神を斬り殺してしまい…その亡骸から五穀が生じるというお話 オオゲツヒメ…せっかく「姫」なのに、もっと華やかな衣装で登場すればいいのに、って、 ひっかかってたんですが…こう言っちゃあアレですが、この神様、容姿的に、あまりイケてる外見ではない… というのを、神楽は暗に表現しているのではないかと…なーんて推測してみたりして…(す、すみません、 神様に対して失礼極まりない発言…!!) 考えてみたら、「体から食べ物を出す」っていうのも、男性的には、ナイスバディーなお色気むんむん美女の体から 出てきた食べ物だったら、激怒するより、むしろ嬉しかったりして…? なーんてね…あ、いや、 すみません、そんな馬鹿なことばっか言ってたら、男性に失礼ですね(笑) とにかく、怒った月読は、保食神を斬り殺してしまいます そこに高天原から颯爽と神々がやってきて、保食神の体から生じた五穀の種を持ち帰ります 後から聞いた話ですが、この中に、さっき保食神を舞った舞い手さんがいるそう。どの 舞い手さんかわかるかな?(ヒント、帯の色) 全然気づかなかった〜、一人二役、すごいなぁ 神々、手にしたお盆から、五穀の種を蒔きます。お菓子や飴やお餅をまく五穀舞しか 今まで観たことなくって、重岡さんの五穀舞では、本当に五穀をまいててびっくり! 争奪戦が起こらない、こんな平和な五穀舞は初めて観た…! 庄内とか清川とかでこの五穀舞をやったら、どんな反応が…たぶん、びっくりするだろうな(笑) そして、神々の喜びの舞(?)が楽しい!! はつらつとして、うきうきする♪ 雨のため、舞い手も観客も同じ空間・同じ目線の高さという、めっちゃ間近で観れて、迫力! 続いては柴引です。どの演目もみんな、登場時にポーズ決めるのがかっこいいのよね♪ でも今回、花道がなくて、ちょっと残念。花道を堂々と進む神々、見どころのひとつですよね。 荒々しく舞う荒神がかっこいい! 柴引も、舞い手さんの個性が色濃く出る演目ですよね。 赤ちゃんと柴を引き合う荒神…か、かわいい…!(きゅん) そして抱っこ。かわいい〜〜!! 会場中が、笑顔に包まれます 男の子がターゲットに。抱っこしてぐるぐる〜〜。 そして、帰してもらえるかと思ったら…えっ、通せんぼ!!? 「これで、あいつを追い払うんだ!」とばかり、男の子に鞭を持たせるお囃子のみなさん。 こわごわ荒神に立ち向かう男の子。鞭におびえて、下手に出る荒神がかわいい(しかしこの後、 かわいくない反撃に出る荒神…子供はどうしても泣かせないと気がすまないようです) 鞭を上にかざし、舞台の一番前の端に立って、そこから後ろに勢いよくジャンプで突進!! 後ろ見てないのに、壁に激突したりしないのがすごい 柴引の荒神の、このダイナミックな舞がかっこよくて好き! |