■ 祇園祭宵宮 奉納石見神楽 レポ ■







続きましては、「大江山」(おおえやま)!

源頼光と四天王の二人が、大江山の鬼・酒呑童子を退治する物語です。


超個人的な超余談ですが、大江山というと、高校生の時に学校で、
大江山の物語を題材にした演劇を観に行って、すごく感動した覚えが…

しかし、かなりアレンジされたストーリーで、たしか、鬼にさらわれた娘と
茨木童子が恋に落ち、源頼光サイドが敵役…というものでしたが…

その大元オリジナルが、今から上演される神楽というわけで…
どんな舞台になるのか…楽しみ! 期待が高まります!


 


武勇に誉れ高い、源頼光と、頼光四天王の一人、渡辺綱





そしてもう一人、四天王から…小さい頃から力持ち! 坂田金時!

まさかりを豪快にぶんまわし、岩を割り、道を切り開いていきます。





…って、何やってんの金時! そこ違う!(笑)

いきなり奏楽の方のひげそりを始めちゃう、おちゃめな金時。





そんな、気は優しくて力持ち、愉快な一行はさておき。

美しい姫が登場。





川で洗い物をしている姫と遭遇する一行。





なぜこんな山奥に綺麗な姫が…訳を訪ねると、

酒呑童子達にさらわれ、捕われの身で…と、不幸な身の上を語る姫。





鬼登場――!! 悪の華! かっこいいー!!





…酒呑童子、顔でかっ!(笑) それぞれ個性的な鬼達です。


 


姫にお酌させて、飲めや歌えやどんちゃん騒ぎ…

そこに登場、謎の山伏一行!





もちろん、頼光・綱の変装です。

「なんだなんだ、怪しい奴らめ」 「いえいえ、ただの山伏でございます」

そんな感じの問答がはじまります。

(セリフはおぼろげな記憶の意訳ですのであしからず…)


 


「その棒、武器じゃねえか」 「これは錫杖でございます」

「そのひょうたんは何だ、毒じゃねえのか」 「酒でございます」





「じゃあお前飲んでみろ!」

新歓コンパで先輩にからまれて無理やり一気飲みさせられる新入生のような絵づらです。


 


「ひゃっほーい! 久しぶりの都酒じゃ――い!!」

毒でないとわかると、奪い合って酒を飲みはじめる鬼達。





鬼、陽気に踊りだしたり、どんちゃん騒ぎ!

年末の居酒屋でよく見られそうな光景です。


 


飲むだけ飲み、騒ぐだけ騒ぐと、グーグー寝入ってしまいました。


 


「おーおー、鬼さん、よく寝てやがるぜ」

「酒がきいてるようだな」

頃合いを見計らって、戻ってきた頼光一行。



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