■ 第33回 全国高等学校総合文化祭 郷土芸能部門 レポ ■




2009年8月2日 三重県伊賀市にて開催されました

第33回全国高等学校総合文化祭郷土芸能部門を観てまいりました






由布高校が庄内神楽を披露…わー貴重な県外公演! というわけで、三重県はちょっと遠いけど、がんばって往復8時間かけて日帰りで観に行くことに。

由布高校は、庄内神楽の町・大分県由布市庄内町にある高校です。私はまだ由布高の神楽は観たことがなかったのですが、去年のこの大会で最優秀賞を受けたということもあり、ずっと観てみたいと思っていまして…!

他にも他にも、全国から集った選りすぐりの数々の高校が、郷土芸能を披露してくれるとあっては、これは行くしか…! いやがおうにも期待が高まります!






朝5:30に家を出て、バスもまだ動いてないので駅まで車を運転して…
電車を乗り継いで、ようやく最寄駅の上野市駅に到着したのは開演30分前の9:00
(この写真は帰りに夕方に撮ったものですが)


…しかし、ここでいきなり本日最大のピンチが到来…


公式サイトによると、会場までバスで10分ということでしたので、バス停へ行くと…
うそっ…9時台のバスがもう1本もない!!?? 10時台まで待たなきゃ!? マジですか――!?


あわてて、背に腹はかえられん…とばかりにタクシー乗り場に行くと、

「今、タクシーは出払ってまして…」 うそ――――!!??

どうしよ…!? 時間、間に合わない!? ここまで来て、観れずに帰るわけには…!


…と、よく見ると、駅の前に、高総文祭の案内の人が! 尋ねると、

「路線バスは本数が少ないので、シャトルバスを運行してます。もう今から出ますよ」

よかった――――!!!! 本当によかった…!! しょっぱなから撃沈するとこだったよ…!





時刻は9:30、早朝にもかかわらず会場の伊賀市文化会館にはたくさんの観客が





発表の前に、各高校、学校紹介と演目紹介のスライドが。

まず最初の発表は、岩手県立葛巻高校による、葛巻神楽「権現舞」です。

東北の神楽って初めて…! 本日、楽しみにしてた演目のひとつです。





お囃子と、女の子による不思議な調子の歌とが、神楽の不思議な世界へといざないます…





舞のリズムも独特で…独特の雰囲気を醸し出しています





下舞、手綱舞の後、権現様が現れます。





獅子頭に化身し、その存在を示す権現様。

権現とは、神仏が具体物を借用し、仮の姿で現れることだといいます。





「権現舞」は、神仏の法力、獅子の威力によって、人間社会の災いを退散、

調伏させ人々の安泰を祈祷する舞曲だそうです。





続いては、鳥取の高校、東京の高校と、和太鼓の演奏が続きます。


和太鼓って、単調で誰が演奏しても同じもの…みたいに思ってたけど…全然違った!

すごい! 迫力ある太鼓の激しく複雑なリズム、笛や鐘と一体となって織り成す旋律…


和太鼓に対するイメージががらりと変わりましたよ…! かっこいい!!





わ〜〜ついに! ついに由布高校です!

15分しかない…一瞬たりとも見逃せないと思うと緊張が…手に汗握る…!





由布高の紹介スライドです。






福祉施設の慰問などで神楽を披露しているそうです。





大太鼓の迫力ある演奏も見どころです…

と、ここで紹介スライドは終了…





幕が開いて…いよいよ由布高の神楽の始まりです!



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