第33回全国高等学校総合文化祭郷土芸能部門を観てまいりました 由布高校が庄内神楽を披露…わー貴重な県外公演! というわけで、三重県はちょっと遠いけど、がんばって往復8時間かけて日帰りで観に行くことに。 由布高校は、庄内神楽の町・大分県由布市庄内町にある高校です。私はまだ由布高の神楽は観たことがなかったのですが、去年のこの大会で最優秀賞を受けたということもあり、ずっと観てみたいと思っていまして…! 他にも他にも、全国から集った選りすぐりの数々の高校が、郷土芸能を披露してくれるとあっては、これは行くしか…! いやがおうにも期待が高まります! 朝5:30に家を出て、バスもまだ動いてないので駅まで車を運転して… 電車を乗り継いで、ようやく最寄駅の上野市駅に到着したのは開演30分前の9:00 (この写真は帰りに夕方に撮ったものですが) …しかし、ここでいきなり本日最大のピンチが到来… 公式サイトによると、会場までバスで10分ということでしたので、バス停へ行くと… うそっ…9時台のバスがもう1本もない!!?? 10時台まで待たなきゃ!? マジですか――!? あわてて、背に腹はかえられん…とばかりにタクシー乗り場に行くと、 「今、タクシーは出払ってまして…」 うそ――――!!?? どうしよ…!? 時間、間に合わない!? ここまで来て、観れずに帰るわけには…! …と、よく見ると、駅の前に、高総文祭の案内の人が! 尋ねると、 「路線バスは本数が少ないので、シャトルバスを運行してます。もう今から出ますよ」 よかった――――!!!! 本当によかった…!! しょっぱなから撃沈するとこだったよ…! 時刻は9:30、早朝にもかかわらず会場の伊賀市文化会館にはたくさんの観客が 発表の前に、各高校、学校紹介と演目紹介のスライドが。 まず最初の発表は、岩手県立葛巻高校による、葛巻神楽「権現舞」です。 東北の神楽って初めて…! 本日、楽しみにしてた演目のひとつです。 お囃子と、女の子による不思議な調子の歌とが、神楽の不思議な世界へといざないます… 舞のリズムも独特で…独特の雰囲気を醸し出しています 下舞、手綱舞の後、権現様が現れます。 獅子頭に化身し、その存在を示す権現様。 権現とは、神仏が具体物を借用し、仮の姿で現れることだといいます。 「権現舞」は、神仏の法力、獅子の威力によって、人間社会の災いを退散、 調伏させ人々の安泰を祈祷する舞曲だそうです。 続いては、鳥取の高校、東京の高校と、和太鼓の演奏が続きます。 和太鼓って、単調で誰が演奏しても同じもの…みたいに思ってたけど…全然違った! すごい! 迫力ある太鼓の激しく複雑なリズム、笛や鐘と一体となって織り成す旋律… 和太鼓に対するイメージががらりと変わりましたよ…! かっこいい!! わ〜〜ついに! ついに由布高校です! 15分しかない…一瞬たりとも見逃せないと思うと緊張が…手に汗握る…! 由布高の紹介スライドです。 福祉施設の慰問などで神楽を披露しているそうです。 大太鼓の迫力ある演奏も見どころです… と、ここで紹介スライドは終了… 幕が開いて…いよいよ由布高の神楽の始まりです! |