■ 2009 ミステリアスライブ in 庄内 レポ ■






突如姿を現した、月の使者達!

おじいさん、おばあさん、かぐや姫、武者達に緊張が走ります…


 


三つ又の槍のような武器を手にした月の使者の女性の登場にびっくり! かっこいい!

神楽で女性(お姫様)が武器を手にして戦うなんて、他にないですよね…!?

あ、いや…石見神楽では妖女が戦う場面はありましたが女性にカウントしていいものか…





対峙する一行。一体、どうなっちゃうの…!?


 


武者達、月の使者達を迎え撃ちます!





激しい攻防…!





地上の人間を超越した雰囲気を漂わせる、月の人間達…


 


必死で立ち向かう武者達を、軽くあしらうかのようです


 


武者達の勇壮な舞と、月の使者達の、優雅で華麗な舞…

かぐや姫を奪われてなるものかと感情的な武者達やおじいさんおばあさんと、

ただただ冷静に任務を遂行しようとする月の使者達の対比を表わすようです。





あっ… かぐや姫が連れていかれちゃう!





さえぎり立ち塞がる武者、毅然とにらみ返す月の女性、嫌がり身をよじらせるかぐや姫…


 


敵味方入り乱れての激しい大乱闘!


 


なすすべもなくその場にくずおれるかぐや姫…





己の引き起こした戦いの成り行きを、悲しげに見つめるばかりです。


 


しぶとく食い下がる武者達に、月の使者達も押され気味に…?


 


しかし、乱闘の隙をついて…月の女性達によってかぐや姫は連れ去られてしまうのでした…。

任務を終えた月の使者達が去ってゆき…おじいさんおばあさん、武者達が取り残され…

あらがえない運命のせつなさ…そんな余韻を残しつつ、竹取物語、終幕です。





創作神楽って、どんなだろう…という最初の不安はものの一瞬で消え…すごくよかったです、竹取物語! 見せ場もたっぷりで、意外に神楽向きな題材だったんですね、竹取物語! すごい…古くから伝わる数々の神楽の中から、そのエッセンスを引き出して、新たなストーリーにあてはめてうまく組立てて、こんな素敵な神楽を新たに作り上げてしまうなんて…! 神楽の文法…というか、その要素や骨組みを理解した上でないと、簡単に安易にできることではないですよね。

ということは、これからも、新たな演目を作ろうと思えばできる…ということ? そう思うとわくわくしますね。神楽の可能性が無限に広がっていきますよね…!



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