別府地獄めぐり 紀行



2011年3月21日、大分県別府市の地獄めぐりに行ってきました





神楽を観に行った翌日、小学生の頃の友達に久しぶりに会いに、別府へ♪  温泉の町・別府に昔からあるおなじみの観光名所「地獄めぐり」。別府に住んでた小学生の頃の私は、「地獄」と聞いて、 なんとなく怖い気がして行きたがらなかったような気が…そんなわけで、まだ一度も行ったことがなかったのですが、 変スポット好きな大人に成長した今や、ずっと気になってて、今回、初めて行ってみることに♪





 


地獄めぐりの前に、友達おすすめのお店でランチ♪ 和の小物屋さんとカフェが一体化してて、

落ち着く雰囲気。窓辺の席で景色と小鳥のさえずりを愛でつつ、見た目も味もおいしいごはん♪





腹ごしらえをすませたら、いよいよ地獄へ!! まずは海地獄から。

オーシャンブルーが美しい海地獄。でも水温は98℃。見た目と裏腹、まさに地獄の熱さです





お次は鬼石坊主地獄

泥パックのようななめらかな泥が煮え立って、ボコッボコッと大きな泡が坊主の頭みたい





しかし、タイミングよく写真を撮らないと、ボコっと出た瞬間が撮れない…

友達「さっきから私、静かな水面ばっか撮ってるよ…」 私「私も…」 地味に結構難しいです…


 


あちこち顔を出す坊主頭がなんかかわいくて、私も友達も地獄めぐりで一番のお気に入り♪





地獄めぐりでは、何種類かの地獄が点在しているのをめぐっていきます。

お次は山地獄。そこらじゅうから湧く湯けむりに、地獄の風情がありますね。


 

 


地獄でなぜかプチ動物園?? 温泉熱を利用して、いろんな動物を飼育しているそうです。

この日は雨で寒くて、カバ君は、あったかい温泉の中からなかなか顔を出してくれません。





かまど地獄

探偵ナイトスクープ、桂小枝のパラダイスコーナーを髣髴とさせるこの雰囲気…


 

 


何でもあり、コンセプトグダグダ気味な地獄めぐりですが、ここにきてそれがますます加速?(笑)





ここのお土産屋さんに、おもしろグッズ発見! 思わず購入、「ふしぎタオル」

美人画のプリントされたタオルに、熱いお湯をかけると…!? 冷たい水をかけるとまた元通り。





かまど地獄から鬼山地獄へ行く途中あたりに、ひそかに(?)独特の存在感を放つ、秘宝館…!





秘宝館がどういうところか知らないよい子は、お父さんお母さんに聞いてみないでね♪

結局このカップルは二人で秘宝館へと消えていってましたが…(彼女終始無言) 若いカップルがデートで秘宝館って、 どうなの?? 微妙に気まずそうな…その後どうなったのか気になるところ。好奇心を抑えきれないこの彼氏、ちょっと どうかと思いつつ、まぁでも、ある意味素直でかわいいっちゃあかわいいかもね(笑) 友達は「あの彼女さん、黙って 付き合ってあげて偉いなぁ〜」って感心(感心するところそこ??)






続いて鬼山地獄


 


ヒ―――! ワニがうじゃうじゃ…!! これまた温泉熱を利用した飼育ですね。

居眠りにゃんこがかわいかった…♪ マンホール(?)、温泉熱であったかいのかな?


 


白池地獄と血の池地獄。こうやって並べてみると、紅白そろってめでたい感じ?

血の池地獄は昔、今よりもっと赤かったそうな。天然ものなので、常に変化してるんですね。


 


鬼カラーに身を包んだ自販機。そして鬼のテーブル&イス。

鬼テーブルと絡んでいろいろ面白写真とか撮ってみたかったけど、雨で断念…





一定の間隔をおいて、温泉が勢いよく吹き上がる「間欠泉」を利用した、竜巻地獄。

30分おきくらいに吹き上がるんだったかな? 世界の間欠泉の中でも休止時間が短いみたい


 


静かに湯気を立ち上らせる岩間を今か今かと見つめていると…出た!! 勢いよく噴き出す温泉!!


 


ペットボトルから水が噴き出す!! …みたいなトリック写真撮ろうとして、いまいち失敗(笑)





帰り道、友達の運転する車から見た別府の風景。あちこちから湯けむりが立ち上る温泉の町♪

というわけで、なんともカオスな地獄めぐりでございました。珍しい綺麗な色の温泉や、不思議な温泉、じわじわと地味に 楽しかったです(笑) 「地獄」という言葉のインパクトに比べると、全体的にあまりにものどかな雰囲気で、スペクタクル的な ものを期待していくと、刺激に慣れきった現代人には、正直いまひとつ、どこで盛り上がったらいいのか、クライマックスが つかみにくい感があるかも? でも、自然を主役に、そこにあるものをそのまま有効活用して、おもしろいテーマパークに 仕立てようとした、先人達の心意気を感じるのも醍醐味かも?

リーフレットによると、別府の鉄輪・亀川の地獄地帯は、千年以上も昔より噴気・熱泥・熱湯などが噴出し、近寄ることも 出来ない、忌み嫌われた土地であったと豊後風土記に記されていたとあって…。むしろ今みたいにきれいに整備される前の ほうが、想像してみると、カオスな感じで、まさに地獄の形相だったのかも? なんて思ったりもしました。そう思うと、 今の地獄めぐりは、何ていうかちょっと「飼い馴らされてしまった猛獣」って感じかも?



おしまい